No.27 ホームページ紹介

リバーライトのホームページに、「ユーザーズボイス」という場所があります。
リバーライトのフライパンを、実際に日々使っていらっしゃる方々から寄せられた「声」を、掲載させていただいている場所です。
今日は、この「ユーザーズボイス」に寄稿して下さった「杉山アキ子」さんのホームページ「Akiko's Kitchen」の紹介をさせていただきます。


起きている間は、料理のメニューを考えていたら時間が過ぎるのを忘れるというほど料理好きの杉山さんは、勿論趣味の領域なんかとっくの昔に通り過ぎ、永年プロとして家庭料理に取り組んでいます。
かつては、料理好きが嵩じて、料理店まで開いて、ご自分の料理を、お客様に提供していたこともあります。
勿論、根っからの食いしん坊の私ですから、杉山さんの料理は何度も頂いております。
杉山さんの料理が美味しいのは当たり前。
若い頃は、アパレル会社のデザイナーだったこともあってか、器にもこだわりがあるし、料理と器の組み合わせには目を見張らされるし、器に盛られた料理も抜群に美しい。
しかも、どの料理を盛り付けた器の脇にも、必ず相性抜群のお酒やワインがあります。


人は誰でも、人生は一回しかありません。
しかも「今」は二度とない「貴重な時」でもあります。
たった一回人生の、二度とない「今という時」、そのことに気づくと、今「どの料理を」、「どの器に盛って」、「どこで」、「誰と」、「どのお酒と共に」、「どんな会話を楽しみながら」食べるかは、大切ですし貴重でもあります。
そうしたことまで考えながら、季節の旬の食材を大切に生かす料理に取り組む杉山さんから学ぶことは、実は深い意味合いがあるのだと、私は思っています。
その料理の向こうには、人の命をいつくしむ、大切にするために、食材の命を頂くという「優しくも厳しい」杉山さんの料理に向き合う姿勢が見えます。


このホームページ「Akiko's Kitchen」は、実は本日アップしたばっかり、生まれたてのほやほやです。
これから徐々に、掲載されるブログの内容も充実してくるでしょう。
料理のヒントも、どんどん増えることでしょう。
私も楽しみにしていますが、私が最も杉山さんの姿勢で、感心し納得していることは、自然の恵みである食材に対する姿勢です。
杉山さんの、「人間も食材も、共に自然の中で生かされている」という謙虚な姿勢からは、多くの事を学ばされます。
真鶴半島の漁師が、豊かな海を守るために、半島の広葉樹林を大切にしてきたことを、かつてこのブログで書きましたが、これと同じことを感じるのです。
だから、優しくて、美味しくて、健康に良い料理になる。


こういう方がホームページ「Akiko's KItchen」をアップし、多くの方々に向けて、惜しげもなく自分の考えを提供して下さる。
正直言って、嬉しいですね。


何でも「便利・簡単・楽」が優先する時代が、未だに続いていますが、日々の食事は人の命の源です。
そしてその「人の健康」は、生まれてから今日までの「食生活のあり方」で基本は決まってしまいます。
私たちの命と健康は、「便利・簡単・楽」な方法では、決して手に入れることは出来ません。
このことは、東日本大震災で、私たち日本人は痛いほど分かったはずです。


健康な精神は健康な肉体に宿る。
健康な肉体は、日々の正しい食事によって作られ、支えられる。
料理が美味しければ、人はこのことをきちんと実行できる。
私も、日々、杉山さんのホームページ「Akiko's Kitchen」から、多くの事を学ばせていただこうと思っています。


皆さんも、是非ご覧ください・

No.26 フードマーケティング・セミナー

昨晩(12月6日)、都内の大学で開催された「フードマーケティングセミナー」に出席してきました。
私は長年にわたって、日本の一般家庭の「食事と健康」にたずさわってきましたので、どのような話が聞けるか、興味津々で出かけました。


事前に私の手元に郵送されてきた案内には、『食の業界の“旬な仕掛け人”をゲストにお迎えして開催する』とありましたので、もう出かけずにはいられません。
今回のゲストは、東京都羽村市の食品スーパー「福島屋」の福島徹会長です。
福島屋は、以前、私もお店を見に行って、大変感心させられたので、このブログにも書いたことがあります。
あのお店の会長の考えを聞くことが出来るのですから、家庭の食に向き合って仕事をしてきた私にとっては、大変貴重な時間になるだろうなと、期待するのが当然です。
仕事仲間二人と連れ立って行って参りました。


セミナーは、まさに期待通り、大納得でした。
福島会長は、実にたんたんと、肩ひじ張ることなく、自分達が行ってきたこと、行っていることを、余すところなくお話しされていました。
常日頃から、食のマーケティングは工業製品のマーケティングとは本質的に異なるものだと考え、主張している私ですが、それを実際に行っている福島会長ですから、話す口調は静かですが、話の中身は知的でパワーが溢れるものでした。
生産者と向き合う姿勢、顧客と向き合う姿勢、その真剣さには打たれるものがあります。


今までに何度も書いていますが、私達の身体は、生まれてから今日まで、どの様な食生活を送ってきたかで決まってしまいます。これからも、どの様な食生活を送るかで、これからの身体のあり様が決まって行きます。
これはごく当たり前のことですが、多くの方が気づいていないようです。
その一方で、日本中で多くの人が、「安全な食品」を供給して欲しいという声を挙げています。
その声に応えようと、一生懸命に、「安全な食料の生産」に取り組んでいる生産者がいます。
そんな今、輸入農産物など、安価な食料の問題も、いろいろと騒がれています。
TPPのことを心配している方も沢山います。
今後の家庭の食卓は大丈夫なのだろうか、と心配している方も沢山いらっしゃいます。


大事な基本なのでまた書きますが、「食」は、人間にとっては「生命の源」です。
しかも、例えば農業生産物は、大地、太陽、水という自然の力が無くては作れません。
つまり、「私たちが口にする食材は自然の恵み」です。
ここからが大切なのですが、「国産の安全な食料」が、常に安定して供給されるためには、実は生産者の力だけ、生産者の努力だけでは無理なのです。
この国では、人の命の源である食料まで、食料以外の「商品」と同じように論じられていますが、これは根本的に間違っています。
食料は「人の命の源」、つまり工場で大量に、しかも均一に生産される工業製品とは、全く異なる「商品」なのです。



食料の生産者にも生活がありますから、生産した食料が売れなければ話になりません。
つまり、国産の安全な食料の安定供給を実現するためには、日本の消費者が、自分と家族の健康のためにも、そうした「国産の安全な食料」を買い支えることが必要なのです。


美味しくて、しかも安全で、人間の健康を支える「安全な食料供給」を、安定して続けるには、生産者が頑張るだけでは中途半端なのです。完成形ではないのです。
消費者が参加して、生産者と消費者が協力することで、始めてこの仕組みは完成されるのです。


日本のメディアは、何かと言うと、生産サイド、供給サイドだけで、問題を解決させようとしがちです。
解決できるかのような表現をすることが多いです。
しかし、人の命の源である「安全な食料の安定供給」は、生産者の努力だけでは実現できません。
その食料を購入し、家庭で、美味しくて健康な食事をする「消費者」が参加することで、始めてしっかりと実現できることなのです。


常日頃から、このことを話し続けている私ですが、実際にお店のお客様と共に「優れた食材」と向き合い、調理についても話し合いながら、全国から優れた食材を調達している福島さんの話には、最初から終わりまで、うなずきっぱなしでした。


福島さんは勿論ですが、このような意義深いセミナーにお誘い頂いた一般社団法人フードトラストプロジェクトにも、ただただ感謝であります。



一人一人が、自分には何が出来るかを考え、行動することで、家庭の食事を変えることが出来るんだよな。
そう考えながら帰途に就きました。


No.25 真鶴半島

真鶴半島の先端にある、地元の人たちが今も大事にしている「お林」のことが、以前から気になっていました。
広葉樹林が、大切に保存されいるのです。
それもなんとなく広葉樹林が、手つかずで残っていたのではなく、大切な意味があることを知った上で、大切に保存されていると聞いて、更に強く意識するようになったのです。


私自身、長野県の木曽谷に17年間、毎月一泊二日、通い続け、森の大切さを学んでいましたので、「お林」の存在には人一倍興味を持っていました。
そこで、またまた真鶴に行ってきました。
想像した通り、立派な広葉樹林です。
細い周回道路がありますが、太い広葉樹を避けて道路付けがされている個所があります。
「凄いな! 分かっているんだ! 大したもんだ!」という言葉しか出てきませんでした。


広葉樹の葉は、必ず落葉します。
そして腐葉土となります。
栄養分豊富な腐葉土の上に雨が降り、腐葉土の栄養分は雨水に溶け込み、海に流れ込みます。
その結果、今度は海が豊かになり、海藻が生え育ち、魚介類が集まり、豊かに育つのです。
これを知って、昔から実践しているというのですから、ただただ感心するしかありません。
地魚が美味しいはずです。


日本は、終戦後、国の方針で、消えた森の再生のために針葉樹の「杉」を植林しましたが、自然環境の循環を考えたら、広葉樹を植えるべき場所には、やはり広葉樹を植えなければなりません。
豊かな広葉樹林が、豊かな海を作る。
国の周りが全部海という日本は、このことに真剣に取り組む必要があります。
次の世代に、世界に誇れる豊かな自然環境を残すためにも、昔から続く真鶴半島の人たちの姿勢からは、多くのことが学べるのだと、改めて思わされました。


実は「お林」に行く前にお昼になり、お腹がすいてしまったので、昼食は友人から教えてもらった、真鶴魚座の前にあるお店「いずみ」で頂きました。
魚は、目の前の豊かな海で獲れた魚ですから、もちろん言う事なしです。
こうした環境で、美味しいものを食べさせてくれる店の人も、やはり気持ちがいい。
充実した時間、幸せな気持ちを味わう時間、でもどこか余裕のある時間、最高ですね。
美味しい魚があれば、やはり美味しいお酒といきたいのですが、今回は車で出かけたのでお預けです。
「うちは、民宿もやっていますから、今度は泊りがけできてくださいな。そうすれば、お酒もいけますよ!」
だそうです。
必ず実現しましょう。


さて次は、前回寄った「青貫水産」です。
細くて曲がりくねった坂道を、登ったり、下ったりして、岩地区に行きました。
店の主、青木さんが、私のこと覚えていて下さいました。
こうした付き合い、嬉しいですね。
もちろんお目当ては、青貫水産特製の「いかの塩辛」です。
度々来るために、今回は一ビンだけにしました。
あとは、やはり青貫水産特製の「魚の干物」です。
これで、我が家の今晩の夕食メニューのメインは決まりです。


真鶴半島の滞在時間は数時間ですが、こんな数時間こそが元気の源になります。
真鶴半島、また来ますよ! 

No.24 ささかみ

先週の金土(8月2日、3日)、一泊二日のスケジュールで、新潟県阿賀野市の「JAささかみ」へ行ってきました。
コシヒカリの生産地へ出かけて、生産現場を見て、生産者の生の声を聞くことが目的です。


東京のような大都市で暮らしていると、どうしても食料生産がどういうものかが分からなくなります。
お米一粒一粒の大切さが分からなくなります。
人は、食料が無ければ生きていけないのに、都会人は食糧生産に無関心になりがちです。
それじゃまずい、ということで、時々食糧の産地に出掛け、生産者といろいろ話をします。
漁港に出掛けることもありますし、野菜や果物の産地に出掛けることもありますが、今回は日本人の主食『米』、それもコシヒカリの産地に出掛けました。


東京と大宮の間で停電ということで、予定より遅れましたが、午後のスケジュールには支障はありませんでした。
理事長の、非常に分かりやすい話をしっかり聞いた後、理事長自身が営む田に行き、現場でも様々な話を聞きました。
自然に抱かれ、自然の優しさ・厳しさと向き合い、自然の摂理を守りながら暮らしていることが、ジワッと伝わってきました。
便利な都会と違って、なんでも自分で工夫する姿を見て、終戦直後の数年間、田舎で暮らした自分の子供の頃のことを思い出してしまいました。


肥沃な大地を作る、太陽と水の恩恵を受けて、美味しい米が作られて行く。
大豆も自分たちの畑で作り、それから豆腐、味噌を自分で作る。
そういえば昔、隣近所が皆、そんな暮らし方をしていましたっけ。
こういった生き方は、他人任せじゃないので、いざとなったら強いですね。
大都会は、朝の新幹線と一緒、電気が止まってしまったら、何もできなくなってしまいます。
こうやって比べてみると、都会がいかに脆弱かが分かります。


やはり、東日本大震災、福島原発事故から復興するということは、震災以前、つまり元に戻るのではないということなのでしょう。
新しい暮らし方、つまり自然との付き合い方を探りだして、私たちは進化していかないといけない、ということなのでしょう。
同じことは、震災直後に陸前高田に行った時にも感じました。


土曜日には、地元の小学校だった建物を利用した「資料館」も見てきました。
それはそれは素晴らしいものです。
あらゆる道具が手作りですが、どれも実に機能的、理に適っていることが分かります。
全て、この地域に暮らした先人が作ったものです。
発明家が考えだしたのではありません。
普通の人が、いろいろと工夫しながら作った道具です。
自然と向き合い、自然にある素材を使って、日々の生活に必要な道具を、自分で考えだし、工夫を加えて作成するのです。
ですから、全ての道具から伝わってくるものが「無機質な合理性」ではありません。
人間味溢れる合理的な道具です。


この地域の自然環境、この地で暮らす人、そしてここで暮らすために人が考え出し作り出した道具。
これを過ぎ去った過去にしてはいけませんね。
この資料館には、これからの暮らし方、生き方を考える「示唆」「ヒント」が沢山あります。
こういったことを沢山感じさせられた一泊二日でした。


これからどうするべきか、どんな生き方がよいのか、人間もこの地球の自然の一部ですから、よく考えてみたいと思います。


最後に、金曜の夜、「JAささかみ」の婦人部が作って下さった「地元で採れた様々な食材を使った地元料理」、美味しかったです。
地元で採れた食材の力がしっかりと伝わってきました。
最高です。感謝です。

No.23 うれしいブログ

今朝、大変うれしいブログを目にしました。
私達の会社の仕事を評価して下さっているブログです。


私は、これまでに何度も、美味しくて健康によい「食事」について書いてきました。
漢字には意味がある、「食事」という字を解体すると、「人」を「良くする」「事」となりますが、これは人の身体を健康にする事、という意味です。
繰り返しになりますが、人の身体が健康になるかどうかは、どんな食事を摂り続けるかで決まります。
エステやトレーニングで健康になるのではなくて、食事で健康な体を作り上げた人がエステに通うから、トレーニングジムに通いトレーニングするから、より美しく、より強くなるのだとも書いてきました。
もう一度書きます。
人の身体は、どんな食事を摂り続けるかで、どんな健康状態の身体になるかが決まります。


人の骨格は20歳までに完成されると言われますので、生まれてからの20年間、どのような食事を毎日取り続けるかは特に重要と言えます。


ただの食いしん坊だった私が、食と健康に目覚め、食に取り組むうちに、調理道具の重要性にも気づき、ついに自分がフライパンメーカーになってしまいました。
動機が動機ですから、売れるものを作るという考えは全くありませんでした。
ただひたすら「美味しくて健康に良い料理を作るための道具」を追い求めてきました。
この姿勢を高く評価して下さったブログに出会ってしまったのですから、ただただ感動するばかりです。
やはり、うれしいです。
どうぞ健康に関心のある方は、ご覧になっていただければ光栄です。


調理の世界の方ではなく、千葉県の新松戸駅近くで開業されている、カイロプラクティック診療院の院長さんのブログです。
この「JSKカイロプラクティック院長のブログ」を読むと、毎日、目の前の患者さんと向き合い、ひたすら人をより健康にするために力を尽くされていることが伝わってきます。


調理道具を考え、製造し、情報を発信しながらお客様に届ける仕事を長年行っていますが、こうした方との出会いは、実はなかなかありません。
自分の主治医とでさえ、調理道具と健康について話す機会はなかなかないのが現実ですが、これを機会に主治医とも、食事と健康、調理道具と健康について話をしてみようと思いました。
人と出会う、人と交流する、そうするとこんな感動があるだけでなく、こんなきっかけも考え付くことがあります。
JSKカイロプラクティックの院長に感謝です。
「今日はあさから縁起がいいな」ってセリフ、昔どこかで聞いたようなセリフですが、今日は一日よいことが起きそうな気がします。


皆さんも今日一日、健康でよい一日を過ごされます様、願っています。
プロフィール

岡山晄生

Author:岡山晄生
--Okayama Akio----------
株式会社リバーライト代表
調理道具研究家・家庭料理アドバイザーとして講演・執筆活動なども行なっている。著書に『料理のきほん食の常識』(グラフ社)等


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